STEAM教育とは
STEAM教育は以下5つのそれぞれの頭文字をとったものです。
- Science(科学)
- Technology(技術)
- Engineering(工学)
- Art(芸術・リベラルアーツ)
- Mathematics(数学)
アメリカで提唱された教育モデルで、最初はSTEM教育という概念でした。のちにAの要素がプラスされ、これらの分野を総合的に身につけた人材を育成しようとものです。
Aは当初は美術などの芸術のことを指していましたが、現在はもっと広義で「リベラルアーツ(教養)」と捉えられています。
AIに多くの仕事が代替されるといわれているこれからの時代を生き抜くのに必要な教育として注目されています。
STEAM教育に関心を持った理由
何を見たのが最初だったのかは忘れてしまったのですが、子育てをはじめてから色々と教育についての情報を目にする機会が増え、息子が生後半年くらいの頃に「STEM教育」という言葉を知りました。
プログラミングなどIT分野が盛り上がりを見せ始めた頃に、もっとIT人材を生み出す支援をしようとアメリカで謳われるようになった言葉・教育です。
小学校5年生の算数で完全につまずいてしまった私は理系科目からとにかく逃げるように人生を送ってきました。当然大学受験の時も自分には理系の道は閉ざされていると思っていたので、迷わず文系を選択しましたが、いつもどこかで理系科目への苦手意識のせいで人生の選択の幅が限りなく狭まったと感じていましたし、理系への憧れは今でも強いです。
子どもにはそんな風に苦手意識で人生の選択肢を減らしてほしくないと思っていた私は、STEM教育という言葉を知り「これだ!」と思いました。
アメリカのAmazonではSTEM CLUBというSTEMおもちゃのサブスクもあったりと、小さい頃から気軽に取り組む方法もありそうでどんどん興味を惹かれました。
調べるうちに、STEM教育には進化版があることが分かりました。それが、STEAM教育です。STEM教育を超える「これだ!」との出会いでした。
2020年はSTEAM教育EXPOなるものも行われたり、STEAM教育を冠した通信教材が始まったりと、情報が少しずつ増えてきていると思いますが、2019年時点では日本語で検索してもほとんど情報がみつかりませんでした。
日本語で読める関連書籍以外にも、海外サイトをたくさん検索し、STEAM教育の最初の提唱者とされているGeorgette Yakmanさんのオンライン講座も受講するなどして情報収集をしています。そして私なりに勉強していく中で、STEAM教育の可能性と必要性は確信に変わっています。
「おうち」STEAM教育にどう取り組むか
これだ!と思ったからには、息子の子育てにSTEAM教育を取り入れてみたいと思い、どのように学んでいったらいいかなと考え始めました。
STEAM教育の概念を知ると、「私は文系だから理数系はできなくていいんだ~」という今まで私がしてきた言い訳は通用しなくなり、これからの時代は文系理系を問わず、何事にも興味を持って楽しんで学び、変化の波に負けずに自分の頭で考えて行動していくことが欠かせないということに気が付きます。
何事にも興味を持って楽しんで学ぶうえで、最大の敵は「苦手意識」だと思っていて、苦手意識をできるだけ持たない一番の近道は「日常の中に落とし込むこと」なのではないかと考えています。
特に幼少期は日常の中で「おうち」が占める割合も大きいので、あそびや親子の会話、絵本の読み聞かせなど、身近なことを通じてSTEAM教育を楽しくさりげなく学んでいく方法を考えて、実践していきたいと思っています。
そして、これを実践するに当たって「親の教養と姿勢」を身に着けることが欠かせないと思っています。親としての学びをこのブログでアウトプットしていきたいと思っています。